ホームページをニューリアルして正直アクセス数はかなり減少しております。
以前のホームページは友人が作ってくれたもので見るからに素人作りのホームページでしたが、3つの掲示板がありました。最初は掲示板一つでしたが、いわゆるクレーマーの方が頻繁に投稿され(1)私だけが投稿する掲示板と(2)不妊症治療についての質問コーナー(3)卒業された方の掲示板があり投稿や内容は自由でしたが、誹謗中傷は削除させて頂き別名で投稿されている方もIPアドレスから迷惑投稿は削除しておりました。小さなクリニックですが、アクセスは多くトータルで昨年まで1,000万アクセスを超えていました。掲示板は当院では荒れてはおりませんでしたが、委託先の掲示板運営会社が掲示板荒らしが頻発し継続不能の状態となり過去の投稿も含め表示もできない状態になり移転先もほぼ見当たらず、今のホームページになりました。掲示板も完全に消失しました。特に時々投稿されていた卒業生の方はガッカリされていると思います。あの卒業生の掲示板に先生に授かった息子が医学部に入りましたとか嬉しい投稿が懐かしくて溜まりません。私は過去にも一度も子供を授けてやったとか言ったことはありません。今日、初めて言いますが、そう断言できるのは、そう思った事が無いからです。体外受精はたった数日ご夫婦の受精卵を預かり子宮に戻しているだけです。それでも何年も不妊で悩まれているご夫婦の多くがこの治療で妊娠出産を迎える事が出来たのです。
私が開業した1995年12月は体外受精という言葉もまだ流通しておらず、マスコミ等は体外受精を試験管ベビーと言っていました。すべてが自費診療で行われ当時としては高額医療であり、患者さんも多くは富裕層の方が治療を受けておられたのですが、私の勤務していた名古屋大学附属病院では1回の体外受精で6日間の入院費用は30万円くらいだったと思います。それでも数ヶ月の後の説明会を受けて体外受精を希望されても更に実質行われるのは更に1年待ち以上でした。何とか入院なしで安価な体外受精が出来ないものかと考えて自宅の使っていない部屋を利用して開業したのが、当院の始まりです。当時(1993年頃)有名な広島の不妊専門クリニックがIVF at officeと触れ込みで料金は私から考えれば低額では無かったと思いましたが、入院なしの体外受精(IVF)はそこしか思い浮かばなかったと記憶しております。そこで思い立ったのがIVF at home=自宅でより安価な体外受精を行おうと検討を始めました。自宅は徳川町にあり徳川レディースクリニックと言う名前にしました。大き目の自宅なので待合室+診察室+内診室+クリーンルーム+休憩室+採精室(ここは物置部屋でした)の最低限の部屋は用意ができ体外受精料金10万円を実現しました。その後その料金では採算が取れない事が分かり11万円に値上げした記憶があります。それでも受診される患者さんの多くは富裕層で2シーターのベンツやポルシェで来院されておりました。その後、開始された体外受精の助成金制度(夫婦合算年収720万円以内 1年3回まで年齢制限なし合計10回まで?)を利用される方は少なかったです。続きはまた必ず投稿します。